【高校生の非行】喫煙や万引き等で留年・退学が決まったらどうする?

せっかく高校に入学し一学期はなんとか頑張っていたのに「夏休み」を境にグレだし、二学期からは悲惨な状態に・・・。校内での喫煙が見つかったり、校則違反を繰り返したり、ついには万引きが学校にバレてしまって、留年決定。

このような子たちは学校からは「問題児」として扱われることでしょう。しょっちゅう親御さんが学校に呼び出されては注意を受け、非行状態の子どもにいくら注意・説教しても聞き耳を持たない・・。このような感じで10月や11月に留年決定が言い渡され、12月に入って非行・不登校のカウンセリングに来られる親御さんが少なくありません。

とにかく扱いにくい子。こんな子はどうしたら「更正」するのか。親御さんから「更正」のお言葉をお聞きする度に耳が痛くなります。実は、非行から留年が決まる子の中には、根っからの不良少年というよりは、途中から道を脱線し、非行の方向に走らざるを得なくなってしまう子もたくさんいるのです。高校生活がうまくいかなくなり、ついには「開き直り・居直り・現実逃避」といっても過言ではないでしょう。

非行のカウンセリングでは、こんな子を何とかしてやりたい・高校に戻したい・常識をわかってほしい、と切に願っておられる親御さんの駈け込み寺的な存在になっています。しかし、カウンセリングを進めるに当たっては、親御さんのこの「何とかしてやりたい」という動機づけ・モチベーションを第一に尊重します。それぐらい、非行の子の解決率は親御さんの解決への動機づけが強いかどうかに左右されるからです。そのような親御さんであれば、どうぞ淀屋橋心理療法センターの非行問題専門外来にご相談ください。

不登校・非行のカウンセリング淀屋橋心理療法センターlogo

淀屋橋心理療法センター(公式HP=https://www.yodoyabashift.com/)

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校・非行問題研究室 室長 ファミリーセラピスト・心理カウンセラー)

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GW後の非行悪化は「五月病?」「怠け?」

5月になると、不登校の相談と同じく非行の相談の増えてきます。一つの要因はGW(ゴールデンウイーク)をはさんだことでしょう。

4月に入学して仲間ができてきたところにゴールデンウイーク到来!。非行傾向やさびしがり屋の子はすかさず友だちと遊ぶ約束をし、急に帰宅時間が遅くなる事があります。定番の遊び場はゲーセン(ゲームセンター)にカラオケ、それにラウンド・ワンに代表される複合施設。ボーリングやスポッチャではしゃいだり、今はキャンペーンのせいかずいぶんとあまりお金をかけずに長時間あそべるようです。また、今でも公園やコンビニで夜遅くまでだべってる(おしゃべりしている)のも定番の一つのようです。

4月はそれなりに緊張感があったものの、ゴールデンウイークで気がゆるんでしまうと、まじめに登校するのがだるくなりがちに。平気で遅刻したり、ちょこちょこ休みはじめたりと、5月になると非行傾向の子にも悪い変化が訪れます。

もちろん、五月に調子を乱すという意味では「五月病」に近いとも言えます。ただ、wikipediaなどによると、五月病は社会人や大学生などに使われることが多いようで、中学生や高校生はあまり対象とはされていないような感じです。そうなると、親御さんや教師の判断は「怠け」ということに・・。しかし、単に「怠け」の一言だけでは片付けられないところもあるのです。

非行のカウンセリングを長年担当していますと、非行傾向の子は意外とデリケートな子が多く、態度は悪いものの、内心では「居場所がないなー」「さびしいなー」と感じている子も多いのです。短い休み時間や昼休みだけでは、満足できるほど楽しめないのでしょう。それよりも、授業がわからなくて苦痛とか、態度が悪くて教師から注意をしょっちゅう受けるようになると、ますます学校から足が遠のいてしまいます。

こんな時に親御さんができることをアドバイスするのが当センターです。時には学校の先生に協力依頼をしていただくこともありますが、家庭での会話(学校でのグチや不満)などを聞いてやるだけでも、気分転換できる子もいます。ずるずるいって、夏休みにいっそう非行が悪化するのだけは避けたいものです。

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淀屋橋心理療法センター(公式HP=https://www.yodoyabashift.com/)

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)

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【非行のカウンセリング】 非行の子は意外と家族思い

今年の夏休みは例年以上に非行のカウンセリング相談が多かった一ヶ月でした。

特に「スマホ中毒」「ネット中毒」「パソコン中毒」「LINE中毒」など、多くの非行傾向の子をお持ちの親御さんに対する記事をアップしたからかもしれません。

いつも親の心配をヨソに夜遊びにふける子、不良の子ばかりとつるんでいる子、万引きや窃盗などで警察に目をつけられている子、ゲーセン(ゲーセン)に入り浸っている子など、非行の子は家庭に居つかず、家にいると思ったら常にスマホやケータイを片時も離さず、「家族のことはどうでもいいと思っている」と考えてらっしゃる親御さんも多いと思います。中には「親のことを嫌ってるんだろう」と、悲観的に考えてらっしゃる親御さんもいらっしゃることでしょう。

しかし、淀屋橋心理療法センターで非行専門外来として25年以上「非行の子」のカウンセリングを担当していますと、現実的には意外と親のことを「好き」という子の方が多いというのがわかります。実際に非行の子が「悪いことをするから親が叱る」という当たり前のことを繰り返しているうちに、非行の子自身が「自分は親に嫌われている・見放されている」と感じるようになるのかもしれません。

このマイナス(負)の連鎖は、非行の子からはなかなか変えられません。当センターに来所される親御さんに対してカウンセラーがアドバイスをお出ししているうちに効果があがってくる場合がほとんどです。世間の常識や、身近な人の意見をきくと「もっと厳しく叱らないとダメ」と言われることが多いようですが、非行改善の実績をあげやすいのは、「厳しくない対応」であり、どんどん親子の関係が良くなっていくような対応なのです。

当センターの非行カウンセリングをスタートされる前に「事前相談(無料相談)」を利用されるご家族も多いのですが、このような話をするだけで、とても意外な感じを受けられるようです。「どんな本を読んでも、どんな人に相談しても、非行に走る原因は親が甘いからだ」と言われているそうなのです。

実際、非行のカウンセリングを長年やっていますと、非行に走る子ほど、他に比べて「親が好き・家族が好き」という子が多く、中学生や高校生になっても家族旅行を楽しみにする子も意外と多くいます。また、親御さんが仕事で疲れたり、病気で寝込んだりすると「しんどいなら寝とけやー」とか、「晩御飯は弁当買えばいいやん」など、完璧とはいえないまでも親のことを思っての発言を口にする子は多いのです。

どうか、世間の常識や、他人の意見に振り回されすぎず、非行には走っているがこの子は親のことを嫌っているのか、それとも好きなのか、一度、客観的な目にみてあげて下さい。

 

淀屋橋心理療法センター(大阪府豊中市・緑地公園駅)

所長 福田俊一

担当 小川和夫(非行・不登校専門外来カウンセラー)

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非行問題の解決事例 「挫折」から「悪い先輩との夜遊び」へ。しかし・・・

非行問題の解決事例

サッカーを頑張っていた子に或る日とつぜん悲劇が!

S太は小学校からずっとサッカーを続けてきた。チームのエースストライカーで将来も有望視されていた。もちろん、中学生になってもサッカー部に入り、一年生のうちにレギュラーの座も獲得した。非行とは全く無縁な子だったのだ。そんなS太を悲劇がおそったのは中2の4月だった。練習中に利き足を骨折してしまったのだ。しかも、全治数カ月。

ここからS太の非行傾向が始まった。

なんとか不登校にはなっていないものの、毎晩のように「先輩と遊んでくる」と家を出ては、帰宅時間が日に日に遅くなっていった。「先輩」と呼ばれている相手の目星はだいたいついている。中学校の先生や警察からも目をつけられている一年上のK雄だ。S太の両親はすぐさまK雄とのつき合いを反対し、思いつくかぎりのK雄の悪口を言い、なんとか縁を切らせようと努力した。しかし、S太は反省するどころか、K雄をけなせばけなすほど親への反抗をつよめ、ついには親と顔をあわせるのも挨拶すらするのを嫌がるようになった。夏休みに入ると非行問題はいっそう深刻になっていった。親子の会話はほとんど無くなり、タバコ・ピアス・朝帰りと、みるみる非行度はエスカレートしていった。次第に両親の根気もうすれ、半ばあきらめムードが漂っていたところで、カウンセリングがスタートしたのだった。

S太のように「挫折」をきっかけに非行に走る子は多い。そして、「ぬけがら」「なげやり」に近い状態の子に、「サッカーがダメなら勉強でがんばれ」と励ます両親との間に大きな温度差(気持ちの差)が生じてしまう。皮肉なことに、そんな気持ちでいるときに限って、K雄のような不良・非行連中から「甘い声」がかかってしまうのだ。

 

非行問題解決の前に、S太と両親との膠着(こうちゃく)状態を何とかするため、カウンセラーは一つの課題を両親に出した。「親子の接点さがし」である。「テーマは何でもけっこうです。S太くんがよく口にする話題の中で、ご両親にも興味がもてるものを探して下さい。そして、次回までにその話が弾むようにがんばって下さい」。

両親は、課題の理由をカウンセラーから説明をうけたものの、それで息子の非行行動が良くなるのかどうか半信半疑だった。しかし、今のままでは良くならないことはわかっていた。父親は「サッカー」、母親は「晩ごはん」をそれぞれ話題に選ぶことになった。

一週間後の面接日。S太は最初こそノリが悪かったものの、父親との間でサッカーの話題で盛り上がるようになり、週末にはJリーグの試合を見に行く約束まで取りつけた。母親は、前々から晩ごはんのメニューや味付けに、いちいち口出しするS太をうっとおしく思っていた。それを今までは違って「聞いてやる=言わせてやる」ことにした。その結果、「文句はいっそう増えました。でも前のようにイヤそうな顔じゃないし、文句を言いながらもパクパク食べるんです」。そうです。まずは親子の会話が復活したのです。

両親ともに熱心に取り組んだため、最初の課題から大成功である。カウンセラーは、ひきつづき「S太の非行」ではなく、「親子の会話を弾ませる」ことを勧めた。

ある日、S太の口から意外な言葉が飛びだした。いつものようにK雄からの夜遊びの誘いの電話のあと、浮かない顔をしていると思っていたら「もう!、テレビみたかったのに!」と、突然グチをこぼしたのだ。

よくよく聞いてみると、K雄からの誘いは最初は嬉しかったものの、つき合いが長くなるほどにK雄の無理強いが増えていったようだ。また、いわゆる「使いっ走り」もよくさせられていたことがわかった。「いつもあいつの都合ばっかりや」「パシリばっかりさせられる」「あいつは万引きも平気でやってる」「あんな奴、捕まったらいいねん」と、次から次にK雄に対する不満が口をついて出てきた。

「挫折」から「悪い先輩との夜遊び」へ。しかし…

ようやく両親の努力が実を結びはじめ、非行問題の解決も見えてきた。K雄からの誘いはつづいたが、家ではK雄の悪口が日課となり、他にもいろんな話題で盛り上がるようになった。カウンセラーからは、課題が達成できるたびに、非行問題解決にむけての次のステップ(課題)がアドバイスされた。

あのままS太を責めつづけていたらどうなっていただろう・・。

所長 福田俊一
担当 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)

非行解決の必須条件とは

淀屋橋心理療法センターでは「非行」の解決は得意分野の一つです。だからといって、どんな非行のご相談でも解決できるという訳ではありません。非行問題解決に欠かせない「必須条件」がいくつかあるのです。その一つをご紹介します。

 

非行解決に欠かせない【必須条件】

 

1.親御さんの動機づけ

非行の程度に関係なく、親御さんの方に「なんとしても解決したい!」という強い気力が無ければカウンセラーとしてはお手上げです。

・「どうせ言っても聞かないだろう」といった「あきらめ組」

・「他の兄弟の進学や、祖父母の介護等で手が回らない」といった「手いっぱい組」

・「若いうちに悪いことをいっぱいしておいた方が良い」といった「受け入れ組」

 

こんな方々は我が子の非行問題解決のために積極的にカウンセリングに来所されるというよりは、学校の先生や身内の方に強く勧められ、渋々来所されるケースが多いようです。また、これまでの非行の対応で疲れきってしまっている親御さんも同様です。非行の解決を強く望んでいても、もはや積極的に動けなくなっていては、カウンセラーがアドバイスしても効果が望めません。

 

2.非行の目的が「仲間・居場所さがし」であること

うちの子は「なぜ」非行に走ってしまったのか。これは非行に走る子の心理を理解する上でとても重要な視点です。私どもが得意な非行の子は「さびしさ」を埋める・紛らわせるために動いている(不良非行に走っている)子です。さびしいから仲間を求めて出歩く、深夜になっても仲間が帰らないから自分もつきあう、悪いとわかっていても断ったら仲間をなくしそうだから悪い事に手を染める・・・といった子たちです。言い換えれば非行に走るのは「家がとってもさびしい場所だから」であったり、「非行の子以外につき合える子がいないから」というわけです。不登校傾向があれば、学校も同じように「さびしい」場所になっているかもしれません。「ほんとうは親の期待にこたえたい」「ほんとうはクラスの皆と仲良くしたい」、でもそれができないから非行に走らざるをえないと解釈することもできます。こんな場合「非行」や「悪事」ばかりに焦点をあてて対応するとたいてい失敗します。むしろ、「さびしさ」の方に目を向けてやった方が本人のニーズに合う分、子どもも心が満たされる分、カウンセリングによる非行問題も解決しやすくなります。

 

3.非行問題以外の会話ができること

淀屋橋心理療法センターの得意な非行の解決方法は、親子の会話を促進したり、スキンシップをはかったりと、親が本人と直接コンタクトをとりながら改善していくやり方です。その為、まったく家に寄りつかない子や親子関係がこじれきって別居していたり、なかなか帰ってこない子など、接触のチャンスのない場合はこの方法が使えません。逆に、「一日に30分ぐらいしか一緒に居ないんだけど・・」といった時間の短い場合は心配ありません。5分でも10分でも、会話を弾ませることで少しずつ時間をのばしていく方法がとれますし、口数の少ない子でもマッサージをしてやるなど、スキンシップをとってやったり、ムードをよくしてやれば非行の子といえども意外と口が軽くなる子がいます。また、お母さんがよく心配されることの一つに「私が仕事をしていて構ってやれなかったら非行に走ったのから・・」がありますが、そんな心配は不要です。時間の長さよりも会話の中身やムードが大事なのです。

淀屋橋心理療法センター
所長 福田俊一
担当 小川和夫 不登校・非行専門外来カウンセラー

非行の解決法は意外な対応

非行の子への対応

このところ「非行(素行不良・喫煙・飲酒・万引き・校則違反)」の相談が増えています。私どもでは「非行」は得意分野なのですが、一つ心配なことがあります。それは、非行の子をもつ親御さんは真剣に悩み、とても困っておられる様子は伝わってくるのですが、一方で「疲れておられるなー」と感じるのです。これまで非行の解決に向けて試行錯誤しながら努力してきたものの、なかなか結果を出せなかったからかもしれません。周囲からの冷たい視線や親類からの圧力もきっとあるでしょう。私どものカウンセリングでは、ご本人の「非行の程度」よりも、親御さんの「やる気=気力」の方を重要視します。いくら良いアドバイスであっても親御さんの気力がないとうまくいきません。そこで、親御さんが疲れ切ってしまう前に、だいたい子どもさんがどんな風になってくれば良いのか、数ある非行対応のポイントの中から「さびしがり屋の非行の子の生かし方」に絞って、その方向性をご紹介します。

 

非行の子への意外な解決策 その1

親子の会話を増やす

さびしがり屋の非行の子にとって、親との会話が「できない・少ない」となると、「家庭=おもしろくない・気まずい」と感じてしまい、ますます家庭の居心地が悪くなってしまいます。また、いくら非行の子だからといって親御さんからの問いかけが学校を休んだことや深夜の外出といったネガティブな話題ばかりに集中するのも同様です。子どもさんは重たーいムードの家庭を脱出し、軽ーいムードの友だち(不良・非行の子)の方に気持ちが流れていってしまいます。非行の子はいくら表面的には強がっていても、重要な話題を面とむかって話せるほどの勇気はないのです。そんな時は、テレビ番組や夕食のメニュー、または、飼っているペットなどの軽い話題もふんだんに盛り込んで「会話がはずむ→家庭に居着く」をまずめざして下さい。その方が非行行動や不良との付き合い、不登校の理由など「重要な話題」ができるようになります。

 

非行の子への意外な解決策 その2

親子のスキンシップを促進する

これは「女の子」と「母親」といった組み合わせが一番条件が良いようです。「男の子」でもベタベタひっつくのは難しくても、一緒に行動したりペラペラ喋るようになる子がけっこういます。非行の子にとって「スキンシップ」は「親子のふれあい・親を身近に感じること」なのです。ですから「ドライブ・散歩・外食」を一緒にするだけでも効果的です。非行の子は表面的につっぱっていますので、誘いをかけても嫌がったり「きもい」と言われることがあるかもしれません。でもそれは照れているだけかもしれません。たとえ誘ったことが実現しなくても「誘ってやる」という働きかけをしてもらったことは頭に残ります。また、お母さんの手作りのおにぎりが好きな子が多いのですが、これも一種のスキンシップですね。

 

非行の子への意外な解決策 その3

家庭のムードを明るくする

非行の子にとって親のうかない顔や落ち込んだ顔は耐えられません。非行の子特有のさびしい気持ちがいっそう強まってしまい、その場に居づらくなります。それがたとえ子どもさんの非行の悩みでなくても同じです。友だちと電話でしゃべっている様子をご覧になったことはありませんか。特に女の子は親の前でも平気で、大声でベラベラしゃべる子が多く、男の子も部屋に隠れて話すことはありますが、だいたい明るくしゃべっていることが多いようです。おそらく相手が明るくしゃべっているのでしょう。非行の子は常に相手の「顔色」や「出方」をうかがいながら近寄ったり離れたりしています。親子の会話も同じです。非行問題はさておいても、テレビをみてゲラゲラ笑ったり、両親で話が盛り上がるのも効果的です。

 

非行の子への意外な解決策 その4

不満やグチもしっかり言わせてやる・・・同時に不登校も解決

非行の子が不登校中ならば、クラスの中でもさびしい思い(孤立)をしていた可能性が十分あります。この話題も非行解決のみならず再登校をもめざすならば必ず通らなければならない道です。クラスの中でポツンと浮いていたり、授業態度が悪かったり遅刻や校則違反の常習犯ならば先生方から見放されている場合もあります。こういった学校内部の話題が出ないと再登校の話が前に進みません。そのためには「不満」や「グチ」が普段から出せている必要があります。食事中やテレビをみている時などがチャンスです。「まずい」「おもろないわー」「きしょー」など、親にとっては耳の痛い言葉であっても「思ったこと・言いたいこと」はなるべく言わせてあげて下さい。他の話題で不満やグチが出しやすくなってくると、学校の話題も出しやすくなってきます。もちろん、不良非行仲間との付き合いも同様です。毎日、深夜徘徊しているかもしれませんが、自分の子も喜んで出かけているのかどうか、万引きも好きでやっているのかどうか、本音が語れるようになってくると、非行のわが子の口から意外な言葉が出てくることもあるのです。

非行の解決策

いかがですか。一見、「それでは余計に非行が悪化してしまうのでは」と不安に思われる要素もあると思います。しかし、非行に走ってしまう子にとって「さびしさ」は一番の敵なのです。家に居つかない子であれば家庭が、不登校の子であれば学校が「さびしい」場所になっている可能性があるのです。非行の子どもさんはそんなさびしい気持ちを「行動」で表しているのです。これをぜひ子どもさんからの「S.O.S」だと受け取ってあげて下さい。今回あげたテーマは数ある非行解決ポイントの中のほんの一例ですが、少しずつでも伸びてくれば先も開けてきやすくなります。逆に、最初に方向が間違ってしまうと対応を努力すればするほど裏目に出てしまいます。ぜひご参考になさって下さい。

淀屋橋心理療法センター
所長 福田俊一
担当 小川和夫 不登校・非行専門外来カウンセラー

 

【非行・不登校】留年への親の焦り

子どもさんの非行の相談でも、不登校で、かつ留年のピンチが迫っている高校生の場合、最初に来所される時期によっては解決率が大きく違ってきます。

非行に走り始めたばかりや夜遊びがすぎて登校に支障をきたし始めた、登校はしているが不良の子とつきあい出したなど、いわゆる初期(または中期)段階ならば、非行のカウンセリングに専念できます。留年までに少し余裕があるからです。

ところが、あと数日で進級や卒業が決まるギリギリの状態でのかけこみ相談の場合、なかなかそうはいきません。親御さんは目先の進級(卒業)に意識がいきすぎて、「今日はどうすれば良いか」「登校するように強くうながして良いのか」「父親が厳しく言うべきか」など、「今すぐ、どんな手を打てば良いか」といった質問に集中してしまいがちです。

親御さんのあせりが強すぎる場合の対応は、どうしても「先走って言ってしまう」「子どもへの説得に終始する」となり、かえって親子の関係がこじれてしまう結果になることがあります。

淀屋橋心理療法センター
所長 福田俊一
小川和夫(不登校・非行専門カウンセラー)

 

【非行の対応】子どもを「変えない」対応

子どもの非行を解決するためにカウンセリングにきているのに「子どもを変えない」とは。

何だかピンとこないかもしれません。実は、これはあるお母さんの名言なのです。

カウンセリングが終了してまもなく、一通のFAXを頂戴しました。

「お世話になりました。お陰様で息子は・・・・。ふりかえってみると、私は息子を変えよう変えようとしてきたからこうなってしまったのだと思います。淀屋橋心理療法センターで教わったのは、息子を変えるのではなく、息子が居心地が良いと思うのはどんな家庭か、今はどんなことに関心があるのか、そこに目を向けてやればきっと親を必要としてくれる。その事にやっと気がつきました。本当にありがとうございました。  ○○の母より」

必ずしも「親が変われば子も変わる」とは限りませんが、思春期の非行の子にとって「あれダメ、これダメ」ばかり言われれば、どうしても反発してしまいます。特に非行傾向の子は、さらに外へ外へ(不良化・夜遊び・バイクなど)と気持ちが向いてしまいます。

 

淀屋橋心理療法センター
所長 福田俊一
小川和夫(不登校・非行専門カウンセラー)

怠学・怠けの子への親の対応をカウンセリングで

学校に行きたくても行けない「不登校・登校拒否」と違い、周囲から見て「行く気もやる気もなさそう」に見える子がいます。一般的に、受容してやるべき不登校と区別する上で怠学(怠け)というレッテルを貼られることがよくあるようです。

淀屋橋心理療法センターでは「不登校」以外にも「非行」も得意としていますが、どうやら「怠学(怠け)」と呼ばれている子たちは、当センターで考えている「非行」に近い分類として扱われているようです。

※当センターでは厳密な意味では「非行」と「不良」は区別しています。

当センターでは、親御さんが根気強くしっかりと対応していただければ、非行や怠学の子でもかなりの高確率で快方に向かわれます。学校の先生方やクラスメートたちのサポートがあればなおさらです。

一方、「淀屋橋心理療法センター=家族療法」ですので、親御さんに対応の工夫をする気力や余裕がなければお手上げです。特に、非行や怠学の子への対応は手を焼きます。また、学校の先生方がいくら授業中に熱心に指導したり説教しても怠学が改善しない事もしばしばあるでしょう。それほど、家族(親)の対応による影響力が大きいということでしょうか。

非行タイプの特徴でもあるのですが、「怠けている」と「怠けているように見える」は紙一重です。「寂しがり屋だから、誰かにサポートしてもらえないとやる気が湧いてこない」「クラスで居場所がない・活躍の場がない」といった場合にも、不登校になったり、登校しても「怠けているように見える態度」をとる場合もあるでしょう。それほど、怠けている(怠学)の裏には、表向きからは想像できない理由が隠れていることがあるのです。

「わが子を何とかしてやりたい」と切望されている親御さん、根気強く対応する気のある親御さんは、ぜひ一度ご相談ください。

(非行の高校生)不登校中でもバイトは頑張る非行の子

高校生にもなってくるとアルバイトをしだす子が出てきます。特に非行傾向の子は友達づきあい(夜遊び・ゲームセンター・タバコ・バイクなど)にお金が必要なこともあり、他の子よりもアルバイトをする子の割合は高い気がします。もちろん、万引きや恐喝(カツアゲ)をしてお金や物を得るよりはよっぽどマシですが・・。

不思議なことに、非行傾向の子の中には不登校や不登校気味や「怠学」と言われている子であっても、アルバイトだけは休まずに行く子がいます。店長が厳しい人であったり仕事内容がきついアルバイトであってもです。もちろん、登校と同様にアルバイトも行ったり行かなかったり、時には無断で休む子もいます。同じ不登校で非行傾向なのに、なぜこんな違いがでるのでしょうか。

当センターには、高校生の非行であってもご本人が来所される場合もあります。そんな時はカウンセラーから非行の子に直接たずねたり、親御さんを通じてお聞きしていると、同じ不登校で非行であっても、その子によって「持ち味」が違うことがわかります。その一つが「律儀さ」です。カウンセラーの話し方次第では「素直な子」という印象も受けます。

自分がアルバイト先で必要とされていると感じたり、アルバイトの面接時に「休まずに頑張ります」と、店長さんといった他人と約束を交わしたりした場合、「自分が行かねば皆が困る」「店長との約束は守らねば」という気持ちから、登校よりも優先して頑張ろうとするのです。

もちろん、「再登校」についても同じことが言えます。非行傾向で不登校の子であっても、周囲がその子の持ち味をしっかり理解してやったり、持ち味が生かせるような環境であれば、再登校というプラスの行動も期待できるようになることがあるのです。もちろん「怠学・授業妨害・エスケープ」も防げます。