非行タイプの子にとっての冬休みと年末年始

もはや、非行タイプの子にとって、大晦日は「オール(オールナイト=夜通し遊ぶ)」が当たり前になりつつあるようです。深夜徘徊以上の夜更かしですし、朝帰りの可能性も十分あります。カウントダウンイベントや、初日の出。もちろん、非行仲間と朝まで語り明かしたり、一緒に戸外やカラオケボックスなどで過ごすだけの子もいるようです。

その原点は「さびしさ」です。「みんなが集まるから自分も行きたい」はもとより、「家族と大晦日を過ごしてもつまらない」という気持ちから、楽しい非行仲間と年末年始を過ごす子が多いようです。

当センターは「家族療法」の専門機関です。こんな非行タイプの子に対して親としてどんな対応がとれるのか、年末年始を自宅で過ごさせるにはどうすれば良いか・・。100%成功する保証はありませんが、その子の今の人間関係・家族関係を詳しくお聞きすることができれば、ある程度は安全な形で年始を迎えることができます。

少しでも家庭の雰囲気を良くするにはどうすれば良いか、早めに家族旅行や家族での行事を本人に告げたらどう反応するか、こんな条件があったら家で過ごせるのでは・少しでも早く帰宅するのでは、など、いろいろな対応策を考え親御さんにアドバイス(提案)させていただきます。

不登校・非行のカウンセリング淀屋橋心理療法センターlogo

淀屋橋心理療法センター(公式HP=https://www.yodoyabashift.com/)

所長 福田俊一

担当 小川和夫(非行専門外来カウンセラー)
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【非行タイプ】と【不良】の違い

淀屋橋心理療法センターでは、通常の家族療法によるカウンセリングや、親御さんが初めて来所される「事前相談」の中で、【非行タイプ】という言葉(用語)をよく使います。

一般的には「非行少年=不良少年」という認識だと思いますが、私どもがカウンセリングする用語はあくまで「非行タイプ」なのです。ですから、「非行」タイプの子だからといって即ち「不良」とは違うのです。

当センターでは、「非行タイプ」をはじめ、不登校や非行のご相談の際に、ご相談対象の子どもさんを「対人緊張・対人恐怖症タイプ」「いじめを受けやすいタイプ」「ひきこもりタイプ」「心身症タイプ」など、その子の性格や持ち味などを分析して様々なタイプに分類した上で解決策を考えていきます。

そのうち「非行タイプ」は、「非行に走っている子たちと似たような性格をした子」という意味で使用します。「非行タイプ」の詳細は当センターのHPで説明していますし、無料の事前相談にお越しいただいた親御さんに細かく説明しています。

簡単に説明しますと「非行に走っている子は非行タイプ」ですが、「非行タイプの子」は必ずしも現段階では非行や不良に走っているとは限らないのです。しかし、その子への対応を間違えたり、周囲の環境によっては「非行・不良に走る可能性のある子」ということができます。それは、非行タイプの子の性格や持ち味がわかってくればご両親にも、十分に納得していただけると思います。

このような理由から、当センターではすでに非行に走っている子を改善(更生)に導くためのカウンセリングはもちろんのこと、「親や教師に対してどんどん反抗的になってきたし、このままでは非行に走ってしまうのでは?」「不良の子と付き合い始めたようで心配」という親御さんに対しても、適切なアドバイスをお出しします。当センターでは、解決しやすい非行タイプの子と解決しにくい非行タイプがございます。詳しくは事前相談の際に非行専門外来のカウンセラーにご相談下さい。

 

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所長 福田俊一

担当 小川和夫(非行専門外来カウンセラー)

 

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(非行の高校生)不登校中でもバイトは頑張る非行の子

高校生にもなってくるとアルバイトをしだす子が出てきます。特に非行傾向の子は友達づきあい(夜遊び・ゲームセンター・タバコ・バイクなど)にお金が必要なこともあり、他の子よりもアルバイトをする子の割合は高い気がします。もちろん、万引きや恐喝(カツアゲ)をしてお金や物を得るよりはよっぽどマシですが・・。

不思議なことに、非行傾向の子の中には不登校や不登校気味や「怠学」と言われている子であっても、アルバイトだけは休まずに行く子がいます。店長が厳しい人であったり仕事内容がきついアルバイトであってもです。もちろん、登校と同様にアルバイトも行ったり行かなかったり、時には無断で休む子もいます。同じ不登校で非行傾向なのに、なぜこんな違いがでるのでしょうか。

当センターには、高校生の非行であってもご本人が来所される場合もあります。そんな時はカウンセラーから非行の子に直接たずねたり、親御さんを通じてお聞きしていると、同じ不登校で非行であっても、その子によって「持ち味」が違うことがわかります。その一つが「律儀さ」です。カウンセラーの話し方次第では「素直な子」という印象も受けます。

自分がアルバイト先で必要とされていると感じたり、アルバイトの面接時に「休まずに頑張ります」と、店長さんといった他人と約束を交わしたりした場合、「自分が行かねば皆が困る」「店長との約束は守らねば」という気持ちから、登校よりも優先して頑張ろうとするのです。

もちろん、「再登校」についても同じことが言えます。非行傾向で不登校の子であっても、周囲がその子の持ち味をしっかり理解してやったり、持ち味が生かせるような環境であれば、再登校というプラスの行動も期待できるようになることがあるのです。もちろん「怠学・授業妨害・エスケープ」も防げます。

非行・不良の子が素直になる時

非行タイプの子は、常に「良くない子(不良)」というイメージがつきまといます。やっている行為(喫煙・夜遊び=深夜徘徊・たむろ・万引き・ゲームセンターへの入り浸り・乱暴な言葉づかい)や、見た目のだらしなさ(金髪・ピアス・ルーズな服装・目つきの悪さ)等、なかなか良い面が見つかりません。

親御さんがショックをうける極めつけは、学校から親が呼び出しを受けたり、停学処分になったり、万引きや暴力沙汰で警察に補導・検挙された時でしょうか。「ちゃんと育ててきたはずなのに、なんで非行に・・」。下げたくもない頭を下げまくり、教師や警察官の説教を聞かされる親御さんの憤り感は相当なものでしょう。

「せめて、これに懲りて少しでも反省してくれれば・・」と、わずかな期待をいだくものの、「うざい!」「だまれ!」と、非行の子からは全く反省の色がうかがえません。

非行タイプ(不良)の子は、悪い行為や見た目の悪さなど「悪い面」だけを捉えて反省をうながすと、たいてい反発したり反抗的な態度を示します。だからといって、親として容認するわけにはいきません。一筋縄ではいかない非行・不良の子。こんな子には親として一体どう接すれば良いのでしょう。

実は、非行タイプの子は誰に対しても反発しているわけではありません。例外的に素直な面をみせる人がいるのです。たとえば「友だちのお母さん」や特定の「教師」です。自分の親には反発するものの、友だちの親には素直な態度で接したり、きっちりと挨拶できる子もいます。中には、玄関で靴を脱ぎそろえて置く子もいるのです。

いったい親とは何が違うというのでしょうか。もちろん、「肉親・他人」の違いはありますが、意外と「子どもへの接し方」が違うことがあげられます。ちなみに、学校の教師の中で「なついている先生」と「なついていない先生」がいる場合、両者の子どもさんへの接し方の違いを比べてみて下さい。

非行っぽい子の意外な一面

「非行」は「怠け」?

学校はちょくちょく休むし、登校しても遅刻に早退は当たり前。まじめに勉強する気もないみたい。おまけに茶髪・ピアスに服装違反。きびしく注意しても効き目なし。親の注意もなんのその。いつも帰りは午前様。いったいこの子は何を考えてるんだ!!!。

このように、不登校の子の中でも非行傾向の子は家に閉じこもっているばかりではありません。学校でも、先生から注意をうけても懲りずに悪いことを繰り返します。特に困るのは「親のしつけが悪い」「親が甘やかしている」と、子どもの非行や素行の悪さを親のせいにされることです。事実、「厳しくしてきたのに・・・」という親御さんが大半なのです。では、やはり非行は子どもだけが悪いのでしょうか・・。

もちろん、学校や家庭で厳しくしても懲りないことから「非行=子どもが悪い」と判断なさるのはごもっともです。でも、これはあくまで仮の姿。ちょっと対応を変えてみると意外な面がでてきます。

その一例をご紹介しましょう。

非行の子の「強がり」は仮の姿。実はとっても「さびしがり屋」なんです

強い口調で注意すると反発ばかり。逆に、気軽な雰囲気で接してみると思いのほか気さくな面を見せることがあります。こんな子ほど相手にどう思われているかをすごく気にしています。おまけにさびしがり屋ですから、学校に居場所がないと感じるととっても行きづらくなります。気軽に話せる先生や友だちが学校にいる。これが何よりの登校動機なのです。家庭でも同様です。家庭という場に居心地の良さを感じたり、気軽に話せる親子関係ができるとガラッと変わる子が多いのです。

見た目は「派手」。でも、非行の子の内面はとっても「デリケート」なんです

オシャレや夜遊びにかける情熱を少しでも勉強にそそいでくれれば・・。ところが、見た目とはウラハラに勉強の遅れを気にしている子がけっこう多いのです。「進むペースが早くて追いつけなくなった」「先生の説明がわからない」「成績が悪いとコンプレックスを感じて居心地が悪い」。子どもさんの口が軽くなってくると意外とこんな言葉がでてくるかも。また、いろんなことを気にするタイプですから「話の合う子がいない」「卒業したあとどうなるかわからない」と、対人関係や自分の将来など、何か心配ごとがあって勉強の方まで気がまわらないのかもしれません。

今は非行でも、昔は「手のかからない」「良い子」だったんです

カウンセリングにこられたほとんどのご両親が口をそろえてこう言います。それは、幼いころからまわりの顔色ばかりうかがいながら行動してきたからです。「今日のお母さん機嫌悪そうだな」「勉強がわからないって言ったら怒られるだろうな」など、先に頭で考えてなかなか口にだせないのです。そんな子が調子をくずすのは中学生の頃が多いようです。ちょうど勉強や友だちづきあいを気にしたり、むずかしくなってくるころですからね。

非行仲間の前では「明るくて人気者」。実は「気をつかってる」んです

「だまっていると嫌われるんじゃないか」「誘いをことわると陰で悪口を言われるんじゃないか」「ニコニコしてないと雰囲気をこわしてしまうんじゃないか」・・。見た目には明るくても内心こんなことを考えて友だちと接している場合が多いのです。つねに「相手中心」「雰囲気重視」。人づきあいはとっても疲れるのです。だまっていても大丈夫、暗い話題でも気にせず話せる。こんな相手が一番リラックスできるのです。

非行の子は意外と「プライド」が高く、強がりばかりで「弱音」をはいたことがない。だから、苦手なことや怖いことは避けたいんです

「イヤなことからいつも逃げている」「苦手なことでも努力しようとしない」「調子のいいことばかり言ってぜんぜん実行しない」。意外と高い理想をもっているものの、自信がないとすぐにあきらめてしまいます。ここは周囲の大人の出番です。不安が言えたり弱音がはける環境をつくってあげるだけで、行動力(意欲)がでてきます。ちょうど水泳の息つぎのようにちょっとがんばっては弱音をはく。こうすることで継続力もついてきます。

<親御さんのタイプ>「まじめ」で「正義感」の強いご両親が多いのです

まじめで正義感が強いだけでなく、子どものことが心配で寝付きが悪くなったり、食事がのどを通らない方もおられます。それほど子どもさんの脱線が家族にとって一大事なのです。帰りが遅いと良からぬことばかり考えてしまい、心配が度をこして怒りに変わることも。ですから、子どもの行動が悪いからといって親を責めてしまうと家庭内の悪循環をまねいてしまい、ますます悪い方向にいってしまうことがあります。

非行っぽい子の意外な素顔

・・・ いかがですか。私どものセンターにもこのような子どもさんの相談が多数よせられています。そして、どの親御さんも一日も早く解決したいという動機づけが強く、取りくみも非常に熱心です。一方の子どもさんも周囲の対応次第で変化しやすく、解決までのプロセスがはっきりしています。学校にも家庭にも自分のことをわかってくれる人がいて弱音がはきやすい。これが何よりの安心材料であり、再登校(安定登校)にこぎつける最短ルートなのです。

非行の子(問題行動・不良)のチェックリスト

子どもの「非行」は親の対応で大きく変わる (非行のチェックリスト)

淀屋橋心理療法センターの不登校・非行・家庭内暴力専門外来ページも御覧下さい。左側の青色文字の部分をクリックすれば表示されます。

次のチェックリストは、日常生活の中で見つけやすいチェック・ポイントを集めております。(通常の医学的な診断基準とは異なります)

子どもの「非行」は親の対応で大きく変わる

 

まずは「A.」「B.」のチェックリストから、今の子どもさんにいくつ当てはまるかをチェックして下さい。

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A.学校では・・

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B.家庭では・・

 

では、A.B.につづいて、「C.」をチェックしてみて下さい。

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C.意外とこんなところがありませんか?

子どもの「非行」は親の対応で大きく変わる。

‥‥いかがですか?いくら「腹が立つ」「憎たらしい」と思っていても、「でも、かわいい」「何とかしてやりたい」という気持ちも強いのではありませんか。そんな気持ちと<意外とこんなところが・・>がたくさんあれば大丈夫。当センターでは多くのご相談をお受けしてきた中で、明確な解決の道筋がわかっています。<親の対応で子どもの行動は変わる>のです。決して性格を変えるのではありません。うまくいけば子どもさんが来所しなくても解決に導くことができます。

当センターでは短期解決にも力を入れています。特に、<治療開始から二ヶ月間>が解決の重要ポイントです。この間を両親で支え合っていただき、根気強く・徹底して対応していただくことで、確かな手応えを感じていただけると思います。また、それまで培ってきたノウハウを継続することで、その後は通所しなくてもご家族だけでがんばっていただくことも可能です。事前相談にお越しいただければ、さらに細かなことをお話しします。

不登校・非行・家庭内暴力専門外来ページ(←淀屋橋心理療法センター・公式HP)もどうぞ

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所長 福田俊一(精神科医 専門=家族療法)

担当 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)

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