「単位制・通信制高校に入学する非行の子」V.S.「親の不安」

3月も後半になると、たいていの高校受験は終わります。中学校の卒業式も終え、4月から高校生!。本来ならば我が子の成長を手放しで喜びたいところです。ところが、子どもさんが非行傾向にある場合は話は別です。おまけに、私立高校や公立高校の受験に失敗したり、最初から「単位制・通信制の高校にしか行けない」と担任の先生から言われている子の場合は親としてなおさら心配でしょう。

「入学してもすぐ辞めてしまうんじゃないか」「毎日高校に通わないで良いみたいだし、夜遊びが増えるだろうなー」「うちの子と同じような非行や不良の子ばっかりだったらどうしよう」・・。確かに、非行傾向の子が単位制・通信制高校に行く例はよくあります。まさか、高校入学が「親の不安の種が増える」という結果になるとは・・。

「中学を卒業してから高校が始まるまで」。この期間は特に注意が必要です。開放感でいっぱいの非行の子にとって、今は何の縛りも無い、まさに「自由」なひととき。おまけに、子どもの非行が始まったり、非行傾向が悪化するのは「夏休み」と今の時期なのです。

以上のように、この時期は親子の関係がいっそう気まずくなる恐れの高い時期でもあります。一方、「この不安定な時期だけはなんとしても乗り切る!」という考えでカウンセリングに来られる親御さんは、早めに適切な手が打てる分、非行の悪化防止だけでなく以前よりも対話のできる親子関係が築きやすくなります。

不登校・非行のカウンセリング淀屋橋心理療法センターlogo

淀屋橋心理療法センター(公式HP=https://www.yodoyabashift.com/)

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)

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非行の子の男女交際・異性関係=別れても「友だち」

非行の子をもつ親御さんにとって、異性との付き合いはとても気を揉みます。この彼氏・彼女の関係は、昔に比べて大きく変わってきているところがあるようです。

一昔前ならば、つきあっていた彼氏・彼女と別れれば、どちらからも連絡をとらなくなって次第に疎遠な関係になるのが普通でした。しかし、今どきの中学生や高校生の男女交際は違うのです。「確か彼氏と別れたはずなのに、今でも時どき会ってるみたい」。親としては首をひねってしまうのですが、どうやら「彼氏・彼女」の関係でなくなれば「友だち」の関係に戻るようなのです。一度他の子とつき合った後でまた前の彼氏・彼女とヨリを戻すという話もよく耳にします。

この現象は見方によれば「非行の子らしい」と言えるでしょう。非行や不良と呼ばれる彼らや彼女らは、とってもさびしがり屋。友だちが増えるのは大歓迎、でも減るのはとっても不安なんです。一緒に遊んだり話せる(ダベれる)子が多ければ多いほど楽しく安心なのです。

スマホやケータイを手放さないのも「常に誰かとつながっていたい」という心理が働くからです。不登校やひきこもりの子のようにスマホでゲームや動画三昧(ネット中毒)というのではなく、非行の子たちのスマホの使用目的は「LINE」や「通話」がほとんどのようです。

 

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